2011年6月26日日曜日

梨本塾を見てきた。(2011年6月)

今月の梨本塾はカウルの補修が間に合わなかったので見てるだけ~。カメラ班に徹しました。

写真は梨塾HPからリンクしてあるのでお楽しみあれ。
今回は固定アングルからの撮影でフォームの比較がしやすいように工夫してみました。

2011年6月12日日曜日

CBR FRPカウル補修

先日の転倒で傷ついたカウルを補修することにしました。
傷ついたままのカウルで走り続けることは精神衛生上あまり良くありません。なので、カウルの補修を敢行しました。

□ まずは、破損箇所を確認し、パーツクリーナー等で汚れを綺麗に洗浄します。
 フロントカウルの右側が大きく削れました。亀裂も入ってしまったのでFRP補修が必要な状態です。
 サイドの部分には削れ傷が多数。こちらは穴開き・亀裂は無いので表面からの補修がメインになります。
 09~CBRのカウル形状上仕方の無いことですが、サイド部分はごっそりやられます。穴も開いてしまいました。
転倒とは関係ないのですが、ロアカウルの底が飛び石で大分削れてしまいました。これも補修してしまいましょう。

□ 次にFRP補修する部分の外側をテープで覆います(マメな人は内面にアルミ箔をかませますが、私は持って無かったのでパス)。このテープがFRP形成の型になるので歪みや隙間の無い様気をつける必要があります。
 何か、テープを貼っただけで補修できちゃった気もしますが、無論作業は継続します。

 FRP作業中は換気に気を使い、保護具もキチンと使いましょう。もっとも、このようなマスクの防毒効果って殆ど期待できないのですけどね。眼鏡をしていない人はゴーグルも必要かと思います。
FRP補修にはホームセンターで購入したSoft99の補修キットを使いました。小さい面積の補修ならばコレ位でも十分です。

□ 次にFRP補修を行います。説明書を良く読んで樹脂を調合し、ファイバーシートを適当な大きさに切って貼って、上から樹脂を塗っていきます。樹脂の粘度はそれ程高くありません(緩いお粥みたいな感じ)。上記キットに付属のヘラでは手早く塗る事が出来ません。刷毛が必要です。
 樹脂をペタペタ塗りこむべし!
 カウルの欠けた部分を補修するには↑みたいに繊維を骨にして樹脂で固めます。余計な部分は後で切ります。
 フロントカウルも内側から補修します。今回の補修は上記キットの繊維1枚分の厚さで実施しました。強度は問題ないと思います。

□ 1時間?位待って樹脂が固まってきたら、外側のテープは外してしまいます。これで外側からも乾燥が進むようになります。
 穴が開いた部分も塞がりました。半透明の補修箇所はまるで公園のボートの内側のような質感です。
欠けた部分も補修する事が出来ました。
乾いたら、余計な部分をカッターで切り取ります。これで元通り!

FRP補修なんて初めての体験だったので、難しそうな印象が強かったのですが、今になって思えば、ここまでは簡単であっという間に終わります。寧ろこの先が面倒です、、、。

□ 更に数時間乾かして、今度は外側からの補修を行います。表面からの補修にはパテを用います。

 転倒の衝撃で欠けてしまった部分を補修する必要があります。
 裏側から補修した箇所も表面はガタガタした状態です。

補修にはSoft99のバンパーパテを使ってみました(あとあとヒビが入りにくいだろうとの考慮ですが、ベストな選択だったかは??)。

□ パテの主剤と硬化剤をヘラでよ~く混ぜて、カウルの表面に盛ります。当初、セメントのようなシャリシャリしたパテをヘラでカチカチ塗りこんでいく、いわば左官屋のような作業をイメージしていたのですが、現実には、上記のパテは粘土が高くて(固めの木工用ボンドみたい)プヨプヨ。あたかもケーキ職人が生クリームを盛るみたいにそーっと作業をする必要がありました。ヘラを使って形を決めるのがとても難しいです。盛りすぎると削る手間が増え、盛りが足りないと再びパテ埋めをする手間が増えるという板ばさみのジレンマと戦いながらの作業になります。パテの選択ミス?
  どうやら、一発で形を決めるのは難しそうです。なので一回目のパテ盛りは土台作りのつもりでそーっと盛りました。ここまでで作業一日目終了。

□ 以降はパテ盛り~削りの繰り返しになります。ここが一発で決まれば楽なのに、、、。最後少しは妥協しました(この間1週間)。(仕上がったカウルを近くで見ると苦労の跡が判ります。)

□ 次に綺麗に削りこんだ補修箇所にサーフェイサーを吹きます。ソフト99のサーフェイサーは密着性がイマイチな気がしたので、今回は田宮のサーフェイサーを使いました。

 今回塗装には(何故か所有している)エアブラシを使用しました。缶スプレーと違って狙ったところを細かく塗装できるのでマスキングをサボれます。缶スプレーを缶の蓋に向けて吐出し、溜まった液をエアブラシに入れて塗装します。ただ、塗粒の大きいサーフェイサーやメタリック塗料を塗るのに私の持ってる0.3mmノズルは小さすぎました。0.5mmノズルだと良い塩梅みたいです。
 サーフェイサーを吹き付け終わりました。細かい凹凸が判り易くなってしまうのが難点(利点?)ですが、動揺してはいけません。ノズルのミスマッチで表面がザラついているので、水研ぎして綺麗に均します。
 次に色を塗ります。幸い、カウル塗装時に使ったスプレーを処分せずに取っておいたので(貧乏性万歳!)それらをエアブラシにセットして塗装します。
 飛び石で削れたロアカウル底面も綺麗に再塗装できました。

□ メタリック塗装面もサーフェイサーと同じくザラついているので水研ぎします。この後、1週間乾燥。

□仕上げのクリア塗装はエアブラシを使ってウレタンクリアを吹き付けました。「ウレタンクリアを二度塗りすると塗膜が剥がれる」という都市伝説が気になったのですが、色々調べた結果、下地が十分乾いていれば大丈夫なはずだ!と判断して試してみたら実際大丈夫でした。
結果、ピカピカの表面処理が出来ましたが、ウレタンを盛った分、マスキングテープ跡が段差になってしまうのが仕方の無いところ。そのうち目立たなくなるでしょう。


結局、補修に3週間掛かりました。
転倒なんて、するもんじゃありません。その事を身に染ませる為にも今回の作業の価値はあったかも??

しかして、その仕上がりは、、、?   <続く>

2011年6月8日水曜日

サシ塾に行ってきた。


Web上でサシ塾の開催が告知されたので早速エントリーしました。平日開催だったのですが、(ここには書かない技を駆使して)休暇を取得してトミンに向かいました。
トミンに向かう道中、明らかに普段よりも緊張してました。頭の中にはどうしても26秒のことがよぎります。けど、プレッシャーにやられた状態では良い結果が得られる筈もありません。リラックスして頑張ろう!と決意を固めた直後(場所にして土浦北ICを出てR6に合流したあたり)、雨がザッと降り出しました、、、。なんで!?

仕方なく途中のコンビニで傘を買って、トミンに到着してみると、こちらは軽く霧雨が降る程度でした。これなら回復するかな??と思ってCBRをトランポから降ろして準備をしていると、、、、雨が本降りになりました。

あぁ、折角休暇をとったのに、、、けど、こういう休日も有りかな??とか思いつつ、午前中はバイクに関係の有る事無い事雑談タイムで終わりました。これはこれで楽しかった。(H見さん、BABさん、Y木さんは濡れた路面でも真面目に練習していました!)
一旦は準備をしたのに、雨が降り出したので完全待機状態、、、。
こちらもテントの下で待機中、、、。
蜘蛛の巣に水滴が溜まって綺麗でした。
塾長の危ないから一旦戻れ!サインに気付かないY木さんは黒旗

(理由は定かではありませんが)午後になると、雨が止んで、コースが徐々に乾いてきました。これならドライ路面を走れる?でも、私はと言うと、朝一の固い決意は何処に?ってくらい気持ちが緩んでしまってました、、、。折角の練習の機会なのでやる気を復活させつつ走行準備を再開。

で、サシ塾開始です。

予定のタイムスケジュールが大幅に狂ってしまったので、相当慌しかったですが、塾長に後ろから見てもらったり、塾長の後ろを付いて行ったりしました。

塾長の後ろを走ってみて、、、
一番注目していた所が一番自分とは異なる所でした。帝王の侵入(=先日コケた所)ラインが違います。私は27秒入りを狙いだした頃?から帝王はずっと2クリップで走っていたのですが、塾長ラインはどちらかというと最終のライン取りに近い、立ち上がり1クリップのラインでした。

塾長に後ろから見てもらって、、、
塾長コメントは「コーナー前半で仕事をしていなさ過ぎ。その分、コーナー奥の向き換えでの仕事が増えてしまって、結果、バンク角が増えて、立ち上がりも苦しくなる。」といったもの。
これには思い当たる点が多々有り、、、コーナリングの”メリハリ”を強く意識するようになってから、コーナー奥でスピードを殺して向きを換えて、てのは徐々に出来るようになったのですが、向き替えポイントまでに辿り着くまでの区間が”何もやっていない”手持ち無沙汰な時間になってしまい(先月梨塾で体験したみたいに、ウェット路面になると更に顕著)、攻めあぐねていました。挙句の果て、帝王侵入では下手な頑張りをしてしまい転倒までしちゃったし、、、。
では、どうすれば良いのか?言葉で教えてもらって直ぐに実践できるほど簡単な代物ではないのですが、幾つかヒントとなるキーワードは教えてもらえました。あとは自分で試行錯誤するしかありません。

あっという間に走行時間は終わりました。けど、充実した時間でした。
結局26秒は出ませんでした。いままでの考え方で(多少のリスクを冒して)あともう少し無理をすれば26秒9くらいは出るかもしれません。けど、その先でドン詰まる事は必至です。また転ぶかもしれません。なので、急がば回れ、でジックリ行こうと思います。
もうしばらく「27秒台最速の男」の座を保持する事になりそうです。

今回の課題がある程度消化できた時点で、もう一回(完全ドライの!)サシ塾に参加したいと思っています。
午後走った人の集合写真。撮影した人はたまたま現場に居合わせた通りすがりの愚○さん。


ディアブロスーパーコルサ積算走行時間:3時間00分 (うち1時間はヘビーウェット)