2010年3月28日日曜日

梨本塾に行ってきた。(2010年3月)

梨本塾に行ってきました。

(しばらく前の話になりますが、、、(笑))梨本塾に行ってきました。先月の塾は雪~雨で本当に酷いコンディション。しかも雨の呪いを嫌って走行をキャンセルしてしまったので、今月はしっかり走りたい!と思っていたのに、今度は極寒地獄に悩まされる羽目に。晴れで15℃くらいの天気予報が直前で急転し、イザ当日になってみると曇天で気温は4~5℃?で真冬並みの寒さに悩まされることになりました。
 GPSロガーを付けて走行。設置位置は振動を嫌ってカメラステー上にしてみました。が、記録が途切れがちでイマイチ。どうやらカメラ(と撮影時には飛び出すレンズ)が通信を遮蔽してしまっているようです。
先回悩まされた酷い腰痛を回避するためにシートエンドストッパを厚めにしてみました。結果腰痛にはなりませんでした。めでたし。

走行一本目の目標は「危なっかしい走りで塾長から黄旗走行停止を食らわないこと」でした。なんてことない目標ですが、普段から寝かしすぎを指摘されがちな私にとっては切実な問題です。なのでコーナーでは無理をしないでそーっと慣熟走行をすることに終始しました。で、黄旗を振られること無く一本目終了。目標達成か!?と思って話を聞くと、即ピットインの黄旗こそ出さなかったものの、危ないからペースを落とせ!というジェスチャーは何度か出していたみたいでした。(ジェスチャーには気付いていなかった、、、。)

これはイカン!と思った私は二本目は方針を換えて走ることにしました。①ブレーキングは直線で終わらせる。引き摺らない。②バンク角は抑える。タイヤのエッジは使わない。③バイクが起きた区間ではキッチリ開ける。の3つを徹底することにしてみました。どのみちタイムアタックできるようなコンディションではありません。課題練習に集中です。
で走行するわけですが、直線を頑張って開けてもタイムは全然伸びません。29秒くらいには入るだろうと思っていたのに30秒台しか出ませんでした、、、。あとでGPSロガーの記録を見てみたのですがストレートエンドでは103km/h程度しか出ていません。ブレーキングを引き摺るのを止めた代償として速いタイミングでブレーキングを開始しなければいけなかったのが原因でしょうか。

 寒い中、スピードガンを持ってトミンにやってきたワイルドピッチさん。ジッとしてるのは本当に寒かったと思います、、、。

で、午後からはK-RUN予選。天気は曇りのまま。午前中より気温が上がっているようには思えません。しかも二本目で進入時のタイヤのグリップを手探りするような走りをしなかったので、今以上に攻められる要素がみつかりません。結局二本目の延長で走るしかありませんでした。結果は30秒台。でも何とかAクラスには残る事が出来ました。

K-RUN決勝は可も無く不可も無い出来。まぁ、仕方が無いです。で、「危なくない走り?」というのが良く判らなくなってきた私は塾長に色々話しを聞いたのですが、「単純にバンク角の大小の問題だけではなく、ブレーキング~コーナー侵入までの間に如何にライダーがバイクに対して積極的に働きかけることが出来るか(単にブレーキを引き摺るだけでなく)、が重要で、逆に言えばバイク任せでパタンと寝かすような走り方はタイヤに荷重も乗らずとても危ない。」との話。具体的に何をどうするのかは自分で走って確かめるしかなさそうですが、少なくとも今日の課題走行(ブレーキは直線で”完全”に終わらせて、コーナーにはそーっと侵入)は↑の模索に対して何も寄与しなかったようです。しかし指標が得られたような感触。今後の練習に展開させたいところです。
見学に来ていたみっち~さんにAクラスの写真撮影をお願いしました。感謝!(このあと、毒にやられて自分のデジタル一眼を買ってしまったようです。ククク、、、。)↑の写真はとにかく寝かさない事だけを考えて走っている図。

ちなみに寒さにやられて風邪を引きました。酷い!!

○ディアブロスーパーコルサ積算走行時間:3時間15分

2010年3月24日水曜日

短期集中連載・車載動画のススメ 【後篇】

次は後篇です。

ここまでのあらすじは、前篇を見てもらうとして、Ver.4のステーで発生しているローリング方向の振動を抑えるためには、Ver.3→Ver.4で縦方向に長い金具を変更したみたいに横方向に長い金具を使えばなんとかなりそうです。しかし、いろんなホームセンターを探索しましたが、おあつらえ向きの金具は売っていません。
ステーに必要な金具のイメージは出来ていたので、自分で加工することにしました。
まずはホームセンターにて必要な材料の調達。


加工のし易さから素材はアルミが適当です。剛性を考えると厚さは1.5mmもあれば十分でしょう。ところが、ホームセンターで売っていたのは1mmと2mm、、、。とりあえず両方とも購入して、悩んだ後2mmの板を使用することにしました。(↑の写真は使わなかった1mmの板。面積はこれくらいで十分。)


材料を手に入れて、まずは設計図を簡単に作図。次にそれに合わせて金鋸を使ってアルミ板をカットします。意外と時間が掛かります。


次にハンドドリルで必要な箇所に穴を開けます。


そうしたら次は、リーマーを使って、ドリルで開けた穴を必要な大きさにまで広げます。そしてヤスリを使って加工のバリを取って、エッジの面取りもしました。


これで部品は全て揃いました。

今回もステーの固定にはハンドルステムの穴を利用します。カメラの位置が後過ぎるとカウルに伏せるときに邪魔になります。一方、カメラが前過ぎると画角が狭くなって動画にメーターを写せなくなります。僕の場合、カメラに広角レンズが付いているので、一般には前過ぎるハンドルステムにカメラを据え付けても十分な画角を得る事が出来るのです。


ボルトとナットを使って下側の金具を固定します。剛性は十分なので押してもビクともしません。で下側の金具に振動吸収用のスポンジを貼り付けます。


そうしたらスポンジの上に上側の金具、雲台を取り付けます。金具間の拘束にはタイラップを使用しました。ねじ固定だと振動の縁切りが難しくなるのです。


で、カメラを取り付けて、カメラステーVer.5の完成です。

しかし、このステーでは巧く撮影できませんでした。スポンジでの振動吸収が不十分のようです。


そこで、上側の金具に耐震固定用のゴムを追加して貼り合わせてみました。


そうして完成したのがカメラステーVer.6です。性能は期待通りでした。
よしよし!!

最後にまとめ。

○ カメラステー
・「振動は生かさず殺さず」が基本。剛性の取れたステー上にカメラをフローティングで固定する事が理想。
・自在雲台を使用してカメラを固定するとアングルは自由になるが振動対策に悩まされる。ステーでカメラを覆う構造だと振動対策は楽だけどアングル調整に悩まされる。
・カメラの固定位置が前にあるとカウルに伏せるときに邪魔にならない。一方、後ろにカメラがあると視野が広くてメーター・ラップショット込みの動画が撮れる。広角レンズのカメラを前に置くのが理想。

○ カメラ
・得体の知れない安物カメラだと画素数がそれなりでも画質が酷い事があるので注意。
・大きすぎるカメラ、重たいカメラは適さない。そうなるとコンパクトデジカメの動画機能を使用するのが現実的。
・レンズは広角である方が使いやすい。


それでは、快適な車載動画ライフを。 Good Luck!!



2010年3月21日日曜日

短期集中連載・車載動画のススメ 【前篇】

まずは前篇から。

結論から書きますが、「車載動画を記録しておくことはとっても重要です」。スキルアップを目指す時、今の自分に足りないものを探す事がきっかけとなるわけですが、(自分なりに)限界走行をしている時の記憶は意外と曖昧なものです。あと、良い思い出は、えてして美化されがちです。客観的な記録に基づいて次のプランを練らないと問題点を見誤る危険があります。
車載動画を記録するメリットとして、
・走行ラインの確認が出来る。
・タコメーター、ラップタイムの確認が出来る。
・他の速い人の車載動画と見比べる事が出来る。
等が挙げられます。ラップタイムを記録する以上の情報が車載動画には含まれているのです。

しかしながら、不幸な事に秀逸な車載動画を残す事は振動等の問題で結構難しかったりします。どうすれば良い車載動画が記録できるのか??
前篇では、私自身が過去に経験した車載カメラステーについて紹介いたします。

記念すべき車載カメラVer.1です。赤いCBRが懐かしいです。積んでいるカメラは電気街で中古で買ったI/Oのカメラ。風景と一緒にメーターも撮りたかったのでタンクカバーのボルトを加工してホームセンターで買った金具でカメラを固定しました。カメラはヨドバシで買ったSLIK製の一番小さい雲台を使って固定しています。これによりカメラの向きを自由に調整する事が出来ます。気になる画質は酷かったです。車体直付けなのでエンジンの振動をそのまま拾ってしまい8000r.p.m.以上では画像が完全にビリビリ振動する始末。おまけにバッテリがカメラの中で踊ってしまうので電源が瞬断し撮影が途切れてしまうことがしばしば。それでも初めて動画を再生したときは結構感激したのを覚えています。

Ver.1の振動問題に対策したVer.2です。写真のように、金具間にバネを入れてカメラをフローティングにしてみました。この変更により撮影が途切れることはなくなったものの、今度はカメラ自体がバネで揺れてしまって、アスファルトの上を走っているのにオフロード動画みたいにとにかく揺れまくりでした。ナットを締めこんでバネを縮めることにより揺れは少なくはなったもののイマイチです。

Ver.2の問題はステーのガタの大きさのように思えました。そこでバネを耐震用のゴムに置き換えたのがVer.3です。ガタが減った分、振動はマシになりましたが、ピッチング方向の揺れを抑えることができていなくてブレーキング時は像が揺れまくり。

Ver.3で見られたピッチング方向の揺れに対策したのがVer.4です。ピッチング方向に金具の面積を稼ぐことにより、ブレーキング時のカメラのピッチングを相当抑えることが可能になりました。しかし、今度はローリング方向のブレに弱い事が発覚しました。コーナリング中、別に車体が暴れているわけでもないのに像がゆらゆら揺れてしまって、ドリフトしてるみたいで変でした。

この頃、I/Oのカメラをぶっ壊してしまったので某社製のカメラに変えました。アマゾンさんで9,000円位で購入したのですが、値段のみならず画質も安っぽかったです。カメラは画素数だけではないことを学びました。

この後、マシンを09にスイッチしました。トップブリッジにおあつらえ向きの穴があったのでハンドルにステーを移動しました。走行中、そんなに蛇角がつく訳ではないので視野は問題ありません。強いて言うならハンドル周りが少々重たくなる事が問題?

D90を買ったので、それまで写真撮影に使っていたデジカメ(パナソニック製きみまろズーム)を車載カメラに使ってみました。そうしたら、画質は劇的に改善!おまけにレンズが広角だったのでメータ+風景を漏れなく撮れる様になりました。縁石とかも見えて良い感じ!ただ、カメラが重いのが少々気になります。

閑話休題、これは某ワイルドピッチ氏から譲り受けたカメラステー(今はどこにあるのだろう??)。とにかく振動が驚くほど皆無である事が優れています。

カメラステーVer.4はカメラが重たくなってしまった事により振動が気になるようになりました。そこで振動吸収素材を耐震ゴムから↑のスポンジに切り替えました。多少はましになりましたが、スポンジがしばらく使っていると潰れてしまい使い物にならなくなってしまいました。それにローリング方向の問題も根本的に解決できていません。

さて、どうしたものか???

後篇へつづく、、、。



2010年3月14日日曜日

トミン練習(CBR600RR)

天気が良さそうなので、トミンに走りに行ってきました。

(おことわり: TT、梨塾のレポの更新が滞っていますが、ただ単に筆が進まないだけの問題で、別に何かサプライズがある訳ではありません。忘れないうちに近日中に書きます、、、。)

走行前にメンテを色々とこなしたかったので、走行枠は午後にし、10時くらいにトミンに着いて、メンテした後で走行予定でした。しかし!二度寝でいきなり1時間遅刻し、常磐道では珍関係の行事で流れが悪くて、結局トミンに着いたのは11時を過ぎてからでした、、、。あ~。
午前枠ではみっち~さんが走っていました。ディアブロに関してあ~だ、こ~だ話して、最後タイムアタックするのを見ていたら、しっかりベスト更新してました。むぅう~、、、。
27.33を叩き出す直前(22~23秒くらい?)のみっち~さん。
結局、走行前に実施できた作業はエンジンオイル交換とスプロケ交換のみ。メンテの機会を別途作らないといけません。で、せっせと走行準備、、、。午前で良いタイムが出たみっち~さんは走行終了。午後走行の知り合いはakashitimiさん、あとSB田(久しぶり)さんがγ?で来ていました。

何だかんだでトミンを走るのは1月末の梨塾以来になります。まずは感覚を取り戻すか、と一本目を走行開始。気候は快適で暑くも寒くもありません。この間つけたシートエンドストッパのスポンジの感触を確かめつつ慣熟走行を進めます。コース上の台数は多目でした(20台予約?)。最悪、とまでは行かなくても、結構引っ掛かってしまうような状態。で、一通り準備運動が終わった時点で一本目終了。タイムは29.19まで出ていました。悪くは無い感触です。

一休みしてから二本目を走行開始。ペースを上げたら28秒台にはあっさり入りました。中盤、akashitimiさんのDR-Zに追いついたので追走動画撮影開始です。で、akashitimiさんをパスした後の数周後、前方がクリアになったので、それ行け!とばかりに真面目に走って出たタイムが28.33。で二本目は終了。
akashitimiさんDR-Zの追走動画。編集無し!
で、こっちがakashitimiさんの後方車載動画。編集カッコイイ!

二本目終了後、休憩しながら、頭の中は「27秒!」の事で一杯でした。二本目の28.33は今の自分の限界よりは手前のような気がしました。しかしながら、更にガンガン攻めていけるのか?自信がありませんでした。思い起こしてみると、1コーナー進入の感触がイマイチです。フロントの落ち着きが甘く、大回りしているような印象。なので、サスをいじってみる事にしました。フロントのイニシャルを半回転締め、伸びも1クリック締め、あと、リアのイニシャルも1クリック締めてみました。

で、三本目を走行開始。驚きました。何となくでイジったサス調整がツボにハマっていました。まず、1コーナーは狙ったラインを通るようになり、しかも、S字に向けて開けやすくなりました。あと、イマイチ攻めあぐねていた左コーナーをクルっと回れるようになりました。「これなら行ける!!」とテンションが上がりましたが、いかんせんコース上にはそれなりの台数が、、、。空くのを待つか?とも一瞬考えましたが、行ける時に行かなきゃダメだと考えてタイムアタックを始めました。
前を行くバイクを丁寧に抜いて、抜いて、、、クリアになったら、「そりゃ!」と頑張って、2周もするとまた引っ掛かって、、、の繰り返し。アタック早々、28.20が出ました。自己ベスト(28.19)の0.01秒落ち。「何だかな~」と思いつつ走行を継続。途中ミスって2回くらい帝王でギア抜けをやってしまいましたがテンションは保てていたので走行を継続。何回かトライして28.3とか28.4は出るのに中々その先に行けません。細かいミスが気になります。最終立ち上がりでリアがじわっとスライドしたりする事も数回。(今になって考えてみれば、リアイニシャルを締めた弊害?)なので、丁寧に丁寧に集中するよう心がけました。段々疲れてきました。「よし、この周で決める!」と決意を固めたクリアラップにて左進入のブレーキを気持ち掛けすぎてしまって、出たタイムは28.23。で、三本目終了。結局27秒到達は出来ませんでした。
結局この日のベストとなった28.20のラップ。

一休みして、ラスト20分でもう一本走りました。しかし、走り始めた時点で気付いたのですが、三本目程のテンションはもう途切れてしまっているよう。あと、皆疲れているのか、コースアウトや転倒する人が結構出始めたのでタイムアタックは止めにしました。代わりに今のセッティングを体に覚えこませるために、感触を味わうような気持ちで走行を続けました。途中、一周だけ頑張ってみましたが手ごたえはイマイチでタイムも28.5しか出ませんでした。そんなこんなで計87周して走行終了!

片付けを済ませて、家路について、異常に気付きました。腰が猛烈に痛いです。シートエンドストッパのスポンジをもう少し厚くした方が良さそうです。結局翌日まで腰痛に悩まされました。う~。
あと、家についてからGPSのデータをPCで見てみたのですが、、、。記録が3周?おきに途切れ途切れになっていてショック!(現在、原因究明中。)でも、最高速は取れているかな?と記録を見てみて更にショック!何と、106km/hしか出ていません。道理でタイムが伸びないわけです。(薄々気付いてはいたのですが)私は相当「開け切る!」事を意識し続けないとダメなようです。今回はコーナーに注意が行き過ぎていました、、、。
けどまぁ、27秒台に向けて相当見通しがついた感触です。良いサスセッティングも見つかったし。月末梨本塾にて再度チャレンジします!!
帰りの道中、八潮PAにて食べたモツ定食(卵は別売りよ)。筑波と比べて煮詰まり感が無く、味付けも甘め。薄味が好きな人はこっちの方が気に入るかも。


○ディアブロスーパーコルサ積算走行時間:2時間30分

2010年3月6日土曜日